片山諒の気まぐれ生活

先日、長い付き合いの友人の結婚式に招待された。彼の結婚式は、華やかで伝統的なものからは一歩踏み出した、彼ららしいアットホームな雰囲気に包まれていた。その中でも、特に印象に残ったのが「似顔絵ウェルカムボード」だった。

これまで数多くの結婚式に参列してきた私だが、似顔絵ウェルカムボードには初めて出会った。ウェルカムスペースに設置されたそのボードは、新郎新婦様の似顔絵を中心にデザインされており、その周りにはお二人のエピソードや共通の趣味などが描かれていた。似顔絵のタッチはリアルではなく、ちょっとコミカルで、それがまた親しみやすさを感じさせてくれた。

独身の私としては、結婚式というのはフォーマルなイベントの一つと捉えていた。しかし、この似顔絵ウェルカムボードを見て、結婚式も変わってきたのだなと感じた。これは、ただの装飾や演出ではなく、新郎新婦の個性や愛情が詰まったアイテムだ。ゲスト一人ひとりが、このボードを見て微笑む姿を想像すると、その空間がさらに暖かくなることだろう。

30代独身の私からすれば、友人たちの結婚式は幸せを祝う場所でありながら、時折「自分はまだ結婚していない」という現実と向き合う場所でもある。しかし、このウェルカムボードを通して、結婚とは単に形式や伝統にとらわれるものではなく、お互いの個性を大切にしながら新しい家庭を築いていくことなのだと、改めて気づかされた。

最後に、私たちゲストが新郎新婦の幸せを共有できるような工夫を施してくれたお二人に感謝の気持ちを込めて。今後も彼ららしい個性を大切にしながら、幸せな家庭を築いていってほしい。
友人の結婚式で実際に見た似顔絵ウェルカムボード